かしもの【河岸物】
やまもの【山物】



江戸で消費されるソバの原料の玄ソバは当初は主として現在の荻窪、高井戸、三鷹、小金井、深大寺などは江戸西北部でまかなわれていた。その後ソバの消費が増えるにつれて信州、甲府、武州産のものが甲州街道を通って、中野周辺に集まっていたソバ製粉業者に運び込まれた。これを「山物」といった。
一方、常陸さらに遠く薩摩方面から船便で深川・佐賀町の問屋筋へ陸揚げされる物を「河岸物」と称して区別した。
河岸物は一般に山物に比べて風味が劣り値段も安かった。