こおりそば【凍り蕎麦】
                
参考リンク  かんざらしそば【寒晒し蕎麦

寒気にさらして凍らせて乾燥させたそば。
そば粉100%で打ったそばを茹で上げ、冷水にさらし、小さな輪にまとめ、かごに並べ、寒夜に野外で冷結させる。厳冬期一月下旬から二月の晴れた夜を選んで作る。長野県北安曇郡大町(大町市)、上水内群信濃町柏原が名産。冬の農閉期の女性の手仕事で、東京や金沢にも知られた名産品だった。近年ほとんど作られなくなっていたが、昭和61年(1986)村おこし事業の一つとして信濃町で復活。
熱湯をかけて数分おいてもどして食す。かっては高級料理で椀種に用いられた。大和郡山藩二代藩主・柳沢信鴻著『宴遊日記』巻十一下、天明三年(1783)七月五日の条に、「菊貫手紙、氷蕎麦貰ふ」とあり、贈り主の菊貫は、信州松代候真田伊豆守幸弘の俳名である。
「雪の国名に大町の氷蕎麦」 
 (文政二年・1819版『柳多留』七二)


凍りそば