ののじぐい【のの字食い】


そばの曲食いの一種。江戸時代から明治中ごろまで行なわれたもので、二本の箸先をそばのなかに差し込みのの字を書く風にして、ひとすくいにそばをかっ込んでしまう食べ方。
「のの字しの字に喰ひこぽすそば」(文政四年・1821版・江戸『俳諧触』二五)は、下手な曲食いをあざ笑った句。
ほかに出雲地方の「拍子木食い」も代表的な曲食いである。


ひようしぎぐい【拍子木食い】
 
出雲そば(割子そば)の曲食い。角型の割子を両手に持って、拍子木のように合わせると、割子のなかのそばは内側に寄る。それを著を使わずにすすり込むというそば食い競争の遊びである。昭和初期ごろまで行なわれていた。