そばひょうろうがん【蕎麦兵粮丸】


兵食とくに籠城用の特殊兵食である兵粮丸は、小さくて効能が高いことが要求される。
この兵粮丸の一味としてそば粉がよく用いられた。栄養強壮剤としての一面が高く評価されたもので、そば粉を「仙粉」と称したことからもうかがい知れる。
そば粉を使った兵粮丸には
       鬼一法眼兵粮丸
       原氏兵糧丸
       忍術兵粮丸
       忍術精進兵粮丸
       義経不食丸
       飢餉丸
       上杉家兵粮丸
       尾張藩兵粮丸のほか
       乾氏兵粮丸
       鈴木氏第一兵粮丸
       陣中携帯糧食などがあげられている。
ちなみに、原氏とは水戸藩医官の原南陽、乾氏は乾長孝、鈴木氏は鈴木梅城のこと。
  (『日本兵食史』下)