そばもやし【蕎麦萌やし】

           参考リンク  そばりょうり【蕎麦料理】
                   そばざけ【蕎麦酒
                   そばす【蕎麦酢  
                   そばみそ【蕎麦味噌】

ソバの実を播いて発芽させ、貝割れ菜くらいになったもの。「そばなえ」ともいう。
文化元年(1804)序『料理早指南』四「談合集」秘伝物の部に「もやしのこしらへやう」として次のように書いてある。
  「豆・小豆・さゝげ・八重なり(緑豆)・蕎麦・ぶんどう(文豆。えんどう)、
   右のるい水につけ置き、折敷(おしき。四方に縁を回した角盆)にさら
   土をもり、よきほどに水うちまき置き、室へ入れば、やがて芽を出す。
   一寸四、五分のびた時つかふ。又白水(しろみず。米のとぎ水)をかけ
   藁に包みておけば、一夜にして芽出るなり」。
ソバモヤシはルチンを多量に含んでおり、おひたし・和えもの・吸いものなどに利用すれば一石二鳥の効果がある。また、すり鉢ですり、そばを打つときに加えて着色に用いることもある。
青森県南津軽郡大鰐町名物ソバモヤシは、温泉の地熱を利用して一週間ほどで30pほどまで生育させる。江戸時代から栽培され、主に野菜不足に悩む雪国の冬の時期に栽培が行なわれる。