やくみばこ【薬味箱】
やくみいれ【薬味入れ】
                 
参考リンク   そばどうぐ【蕎麦道具】

薬味を入れる器。
塗り物が多い。一人分ずつを盛る小型のものや多人数分を盛る大きめのものもある。三つに区切られたものが多く、薬味を種類により分け入れるようになっている。

戦前は、薬味を入れた「ワリゴ」(破子)形などの薬味箱が使われていた。長方形、四角、御膳薬味箱、重箱形など外側を朱の漆、内面は黒塗りで三駒に仕切って、葱、唐辛子、大根おろしの三種が入れてあり、店では出し放しで客の好みに任せ勝手に薬味を摘んでいた。戦後、衛生上よろしくないとのお達に姿を消し、銘々皿が用いられるようになった。
このように庶民的美術品とでもいうべきものが、そば店の道具であろう。まず蒸籠、膳立て、薬味箱、そば道具の一切合切が朱ずくめ、眺めているだけでもその目出度い雰囲気にひたれるのである。